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月刊誌『財界さっぽろ』に掲載したコラムのご紹介です。
各種画像診断についてのコラムです。【全6回】







医療法人禎心会セントラルCIクリニック
院長 塚本江利子



第2回 CT検査
 CTはX線を使って体の輪切りの写真(断層写真)を撮る検査です。CTの「C」はコンピュータ、「T」は断層写真を意味するトモグラフィーという言葉からきています。

 開発当初は撮影に時間がかかり、不鮮明な画像しかとれませんでしたが、現在は非常に細かい構造もくっきりみえ、撮影時間も短縮されました。最新機種では全身を撮るのでさえ秒単位です。

 X線を用いますから、通常のX線写真と同様にX線の通りやすさで白く写ったり黒く写ったりします。ただ、違う臓器でも同じ濃度で写ることがあります。そんなときは造影剤というものを使って区別します。CTの造影剤は血管注射で体内へ入れます。造影剤が血液の中に入ると、血管の多いところ、臓器に血液が行き渡っている部分などが白く写るようになります。

 血管の多さや血液の行き渡り具合は病気によってさまざまな特徴があるので、造影剤を使うことで診断がより正確になります。ただし、造影剤はごくたまに副作用を起こします。吐き気がしたり、蕁麻疹が出たりすることがあり、ひどいときには亡くなる方もいます。アレルギーや喘息のある方、過去、造影剤を使って具合が悪くなったことがある方は検査前に申し出ることが大切です。

私たちのクリニックで造影剤を使うときには、事前に説明をして承諾をいただいています。慎重に使うことは必要ですが、造影剤を使わなければあまり役に立たない検査もありますので、よく説明を受けてむやみに怖がらずに必要な検査を受けてください。

財界さっぽろ2007年2月号に掲載


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