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月刊誌『財界さっぽろ』に掲載したコラムのご紹介です。
各種画像診断についてのコラムです。【全6回】







医療法人禎心会セントラルCIクリニック
院長 塚本江利子



第3回 MRI検査
 今回はMRIの話です。MRIの「M」はマグネッティック(磁気)、「R」はリゾナンス(共鳴)、「I」はイメージ(画像)の頭文字で、その名の通り、磁気を用いて画像を作る検査法です。

 原理を一口で言うのは難しいのですが、磁気に影響を受けた体内の水素原子から出される磁気共鳴信号を使って画像を作ります。画像で現されるのは水素原子が含まれる水の動きやその含まれ方と言っていいかもしれません。そのため、前回話したX線の通りやすさの違いで画像を作るCTとは異なる画像が得られ、そこからわかることも違います。MRI、CT両方の検査をすることがよくあるのはそのためです。病気の診断には多くの情報を必要とするのです。

 MRIを受けるときに注意しなければならないのは金属です。磁場の中で検査するため、金属が磁石に引きつけられてしまうのです。ペースメーカーが誤作動することもありますから、装着している方は検査できません。最近はMRIを行っても問題ない素材を使うようになりましたが、10年以上前に手術をしてボルトやクリップ、人工心臓弁などを入れている方も検査できないことがあります。ネックレスや時計、入れ歯、ベルトなども外します。安全上の理由だけでなく、画像が見づらくなるからです。刺青もやけどをする場合があるので申し出ましょう。

 放射線は使わないので妊婦も検査することがありますが、影響がわかっていないので妊娠早期は使わない方が無難です。

■財界さっぽろ2007年3月号に掲載


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