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月刊誌『財界さっぽろ』に掲載したコラムのご紹介です。
各種画像診断についてのコラムです。【全6回】







医療法人禎心会セントラルCIクリニック
院長 塚本江利子



第4回 PET検査[1]
 今回はいよいよPET(ペット・陽電子放射断層撮影装置)の話です。PETというと犬や猫が一般的ですが、ここでお話するPETは画像を使った検査の一種。「Positron Emission Tomography」の頭文字をとってPETと呼ばれています。

 Positronなどという難しい話はさておき、簡単にいうと放射線を出す薬を体内に入れて、この薬ががんや他の病気のところに集まっていくのを写真に撮り、どこに病気があるのか、どんな病気なのかを調べる検査です。PETで使う薬にはいろいろなものがありますが、現在最もよく使われているのは、ブドウ糖によく似た薬でFDGといいます。この薬はがんがブドウ糖をよく使うことを利用してがんを見つけ出します。ただし、がんの中にはよくブドウ糖を使うものとそうでないものがありますから、すべてのがんを見つけられる訳ではありません。カメラの限界もあり、とても小さなものは見つけられないことがあります。正常の臓器でも脳のようにブドウ糖を使うものにはよく集まります。この辺については、次回お伝えします。

 さて、このFDGはブドウ糖によく似た薬なので、体の中に糖がたくさんあると検査がうまくいきません。そこで、6時間前から食事をとらないようにしたり、糖尿病の方は血糖値をコントロールしたりして受けていただきます。血糖が高くてもインスリンを使うとうまくいかないこともあります。もちろん、糖尿病だからといって検査ができない訳ではありませんので、そういう方は医師にご相談してください。

次回もPETについてもう少し詳しくお話します。

■財界さっぽろ2007年4月号に掲載


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