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過敏性腸症候群(IBS)について


□過敏性腸症候群(IBS)ってどんな病気?
 ストレスによって自律神経の働きが乱れると腸管の運動異常が発生し、それにより便通異常(下痢・便秘)や腹痛などの症状が起こる病気です。この下痢・便秘・腹痛などの症状によりストレスをさらに増強させてしまい、再び腸管の運動異常が発生するという悪循環を引き起こし症状が慢性化し悪化していきます。検査をしても何も見つからないのが特徴です。

□どんな症状?
 上部消化管症状(胸焼け・上腹部痛・上腹部膨満感・食欲不振など)や下部消化管症状(下痢・便秘・腹痛・下腹部膨満感・便中粘液・放屁など)、さらに自律神経失調による動悸・発汗・めまい感・全身倦怠感などの症状も発現します。

□どのように診断するの?
 症状に3つのタイプに分類されます。

下痢型(下痢が起こる)
便秘型(便秘が起こる)
交替型(下痢と便秘が交互に起こる)

 どの病型でも共通するのは腹痛や腹部不快感などの腹部症状が伴うことです。そのため、下痢だけ、便秘だけ、腹痛だけという症状では過敏性腸症候群とはいえません。また、同じような症状が起こっていても過敏性腸症候群以外の病気が考えられる場合があるので注意が必要です。
 気になる症状がある方は医師に相談してください。

□治療方法は?
 ストレスによって引き起こされる病気なので、まずはストレスの解消や生活習慣の改善・指導を行います。そして食事療法や薬物療法を加えることで十分な治療効果が得られます。

□治療薬について
 当院では、コロネル錠、ポリフル細粒を採用しています。
 過敏性腸症候群にとても都合良く働く薬です。この薬剤は高い吸水性と保水性を示し、給水により膨潤・ゲル化するという特徴があります。そのため、下痢型では増加した水分を吸収してゲル化することにより、消化管内容物の通過時間を遅延した内容物の通過時間を短縮させて排便回数を減らし、水様便をゲル状に変えることで下痢を改善します。また、便秘型では消化管内で水分を吸収して膨潤し内容物を軟化・容量を増加させることで遅延した内容物の通過時間を短縮させて排便回数を増やし便秘を改善します。


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