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骨粗しょう症性圧迫骨折に対する椎体形成術(BKP)

高齢者では骨粗しょう症などで背骨が弱くなっており、軽く転んだ・尻もちをついた程度の怪我で脊椎の圧迫骨折が起こることがあります。圧迫骨折の症状の多くは背中の強い痛みであり、治療は安静・鎮痛剤の内服・コルセット等の外固定による保存療法が一般的です。しかしながら4週間以上にわたってこのような安静治療をしても背中の痛みがおさまらない、座ったり起き上がったりする動作のたびに強い背中の痛みや、脇腹・腿の付け根など痛みが続くことがあります。この状態で安静加療を続けると体を動かさないことによる廃用症候群や肺炎など様々な高齢者特有の合併症を引き起こし寝たきりにつながってしまうこともあります。この場合は脊椎の圧迫骨折が治癒せずに偽関節となっており、従来では背中を大きく切って脊椎にインプラントを入れて固定する脊椎固定術が行われていましたが、高齢者には負担が大きい手術であり合併症も多く治療困難な病状とされてきました。

最近では特殊な手術器具と医療用セメントを使用して、針を通すために背中を数ミリ切る程度の体に負担の少ない方法で圧迫骨折を治療することができるようになりました。

皮膚から針を圧迫骨折の椎体の中に入れて風船(balloon)を膨らませた後でセメントを充填して潰れた背骨の形を治す(後彎形成 kyphoplasty)ことからBKP椎体形成術と呼ばれています。

この手術では骨折した背骨の中で風船を膨らませスペースを確保し粘り気の強いセメントを置いてくるように注入するため、血管や周囲の神経などへのセメント漏出などの合併症が非常に少なく、手術直後から劇的に痛みが改善するのが特長です。術前は座る・立つなどの動作のたびに辛い痛みが伴っていたのが、術後には全く痛みがなくなりスムーズに動けるようになる患者さんが多いです。従ってBKP椎体形成術は高齢者に多い骨粗しょう症による圧迫骨折に対して体に負担が少ない非常に優れた方法といえます。

ただし圧迫骨折の患者さん全てが対象となる手術ではありません。圧迫骨折後4週間以内の急性期は原則保存療法を行いますし、圧迫骨折が高度で変形を伴う場合や圧迫骨折の骨片が脊髄や馬尾神経を圧迫して下肢筋力低下・排尿障害など神経症状を呈する場合には、この手術は適応外です。全身麻酔で行う治療であるため、全身麻酔に耐えられない合併症をもつ患者さんも対象外です。この手術は圧迫骨折を根本的に治す治療ではなく、時間が経って隣の椎体の圧迫骨折を引き起こしてしまうという問題点もあります。従ってBKP椎体形成術で治療が完了するのではなく、骨を強化するお薬による治療も長期に併用していく必要もあります。
このように圧迫骨折発症からの期間や症状により治療は様々であり個別に対応していく必要がありますので、当センターにお気軽にご相談下さい。

https://www.youtube.com/watch?v=WAGXUKlXLkU

担当ドクター

  • 副部長 脊椎・脊髄末梢神経センターセンター長 秋山 雅彦アキヤマ マサヒコ
    札幌医科大学卒業
    トロント大学脳神経外科 脊髄・脊椎外科フェローシップ修了
    日本脳神経外科学会 専門医
    日本脊髄外科学会 指導医・認定医

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