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三叉神経痛・顔面けいれん

三叉神経痛・顔面けいれん

疾患の説明

三叉神経痛は、顔の感覚を脳に伝える末梢神経の一種である三叉神経に痛みが起こり、顔に痛みを感じる病気です。まぶたの周りや頬から顎にかけての電気の走るような鋭い・耐え難い痛みが特徴的です。また、口腔内に痛みが走る場合もあり,歯磨きや冷水などで痛みが誘発される場合もあります。あまりの痛みのため、仕事や日常生活に制限が生じてしまう状況もあります。

顔面けいれんは、片側のまぶたや頬、口角付近で顔面の表情筋が自分の意思とは関係なくピクピクと動く病気です。人前や精神的に緊張感が高まる場面で悪化することが多く、その影響で外出したくなくなるなど社会生活の制限に至る場合も多いです。三叉神経痛、顔面けいれんいずれも脳を養う血管の動脈硬化により、三叉神経や顔面神経周囲の血管による神経の圧迫が原因で発生するが多いです。

治療法

治療法は、薬物療法と開頭手術の2種類があります。薬物療法は、抗けいれん薬の処方により痛みやけいれんを抑えることができますが,完全に症状を消し去ることはほとんどできず、あくまで症状を軽減させるものです。薬物療法で、効果が不十分で我慢出来ない場合、開頭手術が適応になります。開頭手術により、神経に当たっている血管を物理的にずらして移動させることにより痛みやけいれんを解消することができます。