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がんや肝硬変による腹水を減らす有効な治療法の一つがKM-CARTと呼ばれる腹水治療です。
当院は、KM-CARTができる医療機関の一つです。
他院に通院中の患者様へのKM-CART治療もしております。
がん性腹膜炎に伴う腹水は、強い腹部膨満感や呼吸苦、食欲不振を生み出します。その結果、QOL(生活の質)を大きく落とします。
対処法の一つがKM-CART(腹水ろ過濃縮再静注法)療法です。KM-CART療法により腹水を減らすことができ、体調を良くすることができます。
従来のCARTと当院の採用しているKM-CARTの違いは
この治療によって、お腹の張りがとれます。腹水の中の栄養成分を体内に戻すため、栄養状態も改善します。採血検査をすると、栄養状態を表すアルブミンという数値が改善しています。
従来のCART療法は、それなりに普及していますが、10リットルといった大量の腹水を濾過濃縮するのは難しいとされています。
こうした課題を解決したのがまだ全ての医療機関に普及がされていないKM-CART療法です。
KM-CART療法は、腹水を全部抜いて治療するので、安全のために1泊2日から2泊3日の入院が必要となります。入院費用は検査料、入院料等を合わせて1割負担で通常約2~3万円です。
高額療養費制度を用いると、さらに自己負担額が減ることもあります。
他院で抗がん剤治療、もしくは緩和ケアを受けつつ、当院ではKM―CARTによる腹水の治療を対応することも可能です。
腹水による症状で困っているときには、お問い合わせフォームよりご連絡ください。