認知症緩和ケア研修センター
タクティール研修
JSCI日本スウェーデン福祉研究所指定
シルヴィアホーム認知症緩和ケア 看護・介護教育研修センター
当施設では、スウェーデン王立財団法人「シルヴィアホーム認知症緩和ケア教育プログラム」の理念を基に看護・介護を行っています。スウェーデンの高齢者福祉では、人格を尊重するスウェーデン福祉の理念がどのような状況においても反映されています。
認知症緩和ケアを実践する中で安心感、信頼関係はとても大切なことです。シルヴィアホームの認知症緩和ケアでは、補完的な療法「タクティールケア」を通して、利用者とコミュニケーションを築いています。「タクティール」という言葉はラテン語で「触れる」ということを意味する「タクティリス(Taktilis)」からきており、指圧や痛点を刺激するマッサージではなく、その言葉の由来通り手のひらを使って、相手の手足や背中を柔らかく包み込む様に触れます。これにより皮膚と皮膚を通して互いにコミュニケーションをとることができます。また、認知症によくみられる不安や恐怖心の軽減QOL(生活の質)向上にも繋がります。
当法人介護事業では、現場のケアスタッフがこの理念・手法を学び日々の認知症ケア、利用者とのコミュニケーションに導入しております。2007年5月より日本スウェーデン福祉研究所の指定を受け、北海道内の「シルヴィアホーム認知症緩和ケア看護・介護教育センター」として研修事業を行っております。