2019年度 札幌禎心会病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 19 75 92 173 354 591 1023 1502 1308 436
令和元年度の年齢階級別の退院患者数は、0歳から19歳までが94名で全体の1.69%、20歳から59歳までが1210名で21.71%、60歳以上が4269名で全体の76.60%を占める結果となりました。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010030xx9900xx 未破裂脳動脈瘤(手術なし) 275 3.99 7.25 0.36 62.26
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内 JCS10未満) 224 21.59 16.13 20.09 71.13
030400xx99xxxx 前庭機能障害(手術なし) 209 2.66 5.01 0.00 68.00
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷(手術なし) 173 5.12 7.34 1.16 62.95
010030xx01x00x 未破裂脳動脈瘤(脳動脈瘤頸部クリッピング等あり) 171 26.02 15.07 0.00 61.35
脳神経外科は、脳や神経、脊椎の病気を主に扱う診療科です。

令和元年度も、未破裂脳動脈瘤の検査や手術で入院した患者が多く、発症から3日以内の脳梗塞の患者も多い結果となりました。また、前庭機能障害(めまい)や頭蓋・頭蓋内損傷(頭部打撲や頭部裂傷、頭皮の損傷など)の経過観察として入院される方も多くなっています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx99000x 心不全 手術なし 70 24.16 17.71 4.29 84.90
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 60 4.67 5.02 0.00 63.42
050050xx99200x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 53 2.94 3.15 0.00 72.06
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 52 4.73 4.40 0.00 70.02
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 38 2.92 3.01 0.00 68.71
循環器内科は、心臓や血管、血圧などの病気を主に扱う診療科です。

令和元年度も心不全(手術なし)で入院された患者が最も多い結果となりました。次いで頻脈性不整脈の手術(経皮的カテーテル心筋焼灼術:アブレーション)や狭心症、慢性虚血性心疾患の検査や手術目的で入院する患者が多い結果となりました。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 142 2.72 2.63 0.00 64.50
060190xx99x0xx 虚血性腸炎 手術なし 34 9.47 8.86 2.94 67.29
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術なし 34 8.12 5.39 0.00 65.00
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 31 11.26 7.65 3.23 59.35
060130xx99000x 道、胃、十二指腸、他腸の炎症  手術なし 22 8.68 7.42 4.55 72.18
消化器内科は、食道から始まり、胃、小腸、大腸へと続き、更には肝臓、膵臓、胆嚢など、内科の中でも特に「臓器」に特化し、幅広い領域の病気を扱う診療科です。

令和元年度も、内視鏡を用いてポリープを切除(粘膜切除術)した患者が一番多く、次に、腸への血流が悪くなり炎症を発症する虚血性腸炎が多い結果となりました。また、お腹にウィルスが入り腸炎を発症した患者、大腸の小さな袋(憩室)が炎症を起こす憩室系の疾患となりました。
消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 29 6.97 4.85 0.00 66.52
060035xx01000x 虫垂を含む結腸の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 16 20.94 15.02 0.00 71.75
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 12 7.67 6.37 0.00 59.33
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※集計上、患者数が10人に満たない場合「-」と表記

消化器外科は、食べ物を消化・吸収・排泄・代謝・貯留する臓器に病気が発生した時、治療を行う診療科です。

令和元年度も昨年に続き、鼠経ヘルニア(脱腸)の手術目的で入院された患者が最も多くなりました。次いで結腸関連の悪性腫瘍に対する手術、胆嚢疾患に伴う侵襲性の低い腹腔鏡下での胆嚢摘出術という結果となりました。
頭頸科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
03001xxx01000x 頭頸部悪性腫瘍 頸部悪性腫瘍手術等 17 15.18 13.11 0.00 66.12
03001xxx99x00x 頭頸部悪性腫瘍 手術なし 17 22.41 13.36 0.00 66.12
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 15 5.07 5.01 0.00 65.00
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり 13 8.69 7.24 0.00 61.69
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※集計上、患者数が10人に満たない場合「-」と表記

頭頸科は、主に頸部や口腔内、舌などにできた腫瘍や耳に関する治療を行う診療科です。

令和元年度は、頭頚部のがんに対する手術や検査の為の入院が多くなり、次いで前庭機能障害(めまい等)、唾液腺の検査等で入院した患者が多くなりました。
脳神経外科(脊椎・脊髄末梢神経外科)
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070341xx020xxx 脊柱管狭窄(頸部 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術、前方椎体固定等 手術・処置等1-なし 27 22.78 20.26 3.70 68.56
070343xx01x0xx 脊柱管狭窄(頸部 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術、前方椎体固定等 手術・処置等2-なし 18 23.28 20.93 0.00 67.50
070341xx03xxxx 脊柱管狭窄 頸部 内視鏡下椎弓切除術 13 6.46 9.34 0.00 52.46
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 12 21.17 16.54 0.00 75.25
070350xx01xxxx 椎間板変性、ヘルニア 内視鏡下椎間板摘出(切除)術等 11 10.91 10.31 0.00 57.27
足のしびれ感や痛み、麻痺や歩行障害を患う方に専門的な診断・治療を行うのが脊椎・脊髄末梢神経外科です。

令和元年度も、例年と変わりなく、脊柱管狭窄症に関連する手術で入院した患者が多く、次いで椎間板変性症・ヘルニアの手術が多い結果となりました。
婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120090xx97xxxx 生殖器脱出症 手術あり 20 6.35 8.65 0.00 73.50
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 16 7.25 9.71 0.00 49.31
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 16 4.00 6.09 0.00 36.06
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術 腹腔鏡によるもの等 14 6.07 6.21 0.00 55.79
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※集計上、患者数が10人に満たない場合「-」と表記

婦人科は検診やドックのみならず、腫瘍、子宮脱、尿漏れ、子宮内膜症など、幅広い婦人科領域の疾患を扱う診療科です。

令和元年度も、生殖器脱(子宮脱など)に伴う手術目的で入院した患者が多い結果となりました。次いで、子宮や卵巣の良性腫瘍の手術が多い結果となりました。
ペインクリニック
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070350xx99x0xx 椎間板変性、ヘルニア 手術なし 15 2.27 10.03 0.00 55.07
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり - - 16.54 - -
010120xx99xxxx 特発性(単)ニューロパチー 手術なし - - 6.27 - -
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※集計上、患者数が10人に満たない場合「-」と表記

ペインクリニックは、痛みのコントロールを主に治療目的とした診療科です。

令和元年度は、椎間板やヘルニアの入院が最も多く、次いで脊柱管狭窄症やニューロパチー(末梢神経の障害)となりました。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070010xx010x0x 骨軟部の良性腫瘍 手術あり 18 3.11 5.41 0.00 50.94
080007xx97xxxx 皮膚の良性新生物 その他の手術あり 10 3.30 5.94 0.00 49.30
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 - - 7.90 - -
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※集計上、患者数が10人に満たない場合「-」と表記

形成外科は、身体の表面にある疾患を取り扱う診療科です。

令和元年度は、例年になく骨軟部の良性腫瘍が多く、次いで、皮膚にできた良性腫瘍や悪性腫瘍が多いという結果になりました。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050170xx03000x 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 39 6.21 5.34 0.00 72.87
050163xx03x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術あり 37 21.19 11.75 10.81 79.05
050170xx02000x 閉塞性動脈疾患 動脈形成術、吻合術 指(手、足)の動脈等 手術あり - - 16.61 - -
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※集計上、患者数が10人に満たない場合「-」と表記

心臓血管外科は、その名の通り心臓の血管をメインに、四肢の血管に対する病気を取り扱う診療科です。

令和元年度は、血管が詰まってしまった部分の除去術や心臓の狭くなった血管をステントグラフトを用いて拡張する手術を目的に入院した患者が多い結果となりました。
放射線治療科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx9902xx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 23 26.30 27.76 0.00 66.57
070040xx99x2xx 骨の悪性腫瘍 手術なし - - 22.54 - -
040040xx9902xx 肺の悪性腫瘍 手術なし - - 22.92 - -
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※集計上、患者数が10人に満たない場合「-」と表記

放射線治療科は、主に悪性腫瘍に対する放射線治療を行い、各診療科と連携する形で治療を行う事が多い診療科です。また、「放射線」とは性質の違う「陽子線」の照射に関連する治療も放射線治療科で担当しています。

令和元年度も、前立腺がんに対する治療目的の患者が最も多く、次いで、骨と肺のがんに対する治療件数が多い結果となりました。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 39 39.64 25.94 48.72 83.77
160720xx01xxxx 肩関節周辺の骨折・脱臼 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等 12 32.00 15.09 25.00 77.17
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 定義副傷病-なし 11 17.55 19.40 18.18 81.73
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※集計上、患者数が10人に満たない場合「-」と表記

整形外科は、主に骨や関節などの骨格系やそれらを取り囲む筋肉やその神経系からなる「運動器」の機能的改善を主に取り扱う診療科です。

令和元年度は、常勤医の新たな着任などもあり、例年になく大腿近位の骨折に対する手術が最も多い結果となりました。また、肩関節の骨折や脱臼、胸椎の骨折が多いという結果となりました。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030250xx990xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 28 2.00 3.22 0.00 61.79
040190xx99xxxx 胸水、胸膜の疾患 手術なし 10 7.90 16.38 10.00 81.70
040050xx99x0xx 胸壁腫瘍、胸膜腫瘍 手術なし - - 14.98 - -
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※集計上、患者数が10人に満たない場合「-」と表記

呼吸器内科は、その名の通り「呼吸」に関連する疾患を主に扱う診療科です。残念ながら、令和元年度をもって呼吸器内科は無くなってしまいましたが、実績としては睡眠時無呼吸系の疾患が一番多く、次いで胸水・胸膜関連の疾患、そして胸壁腫瘍となりました。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - - - 19 - 1 8
大腸癌 - 15 22 15 45 - 1 8
乳癌 - - - - - - 1 8
肺癌 - - - - - - 1 8
肝癌 - - - - - - 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
※集計上、患者数が10人に満たない場合「-」と表記

当院では、主に、消化器内科、消化器外科、放射線治療科、頭頸科、乳腺外科が主に5大癌領域の治療を行っております。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 17 17.18 55.24
中等症 85 21.72 83.18
重症 23 30.48 86.30
超重症 - - -
不明 - - -
※集計上、患者数が10人に満たない場合「-」と表記

当院における市中肺炎は、例年通り中等度の患者が最も多く、平均年齢も80歳を超え、高齢なほど重症化しやすい傾向となります。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 652 26.89 75.46 28.53
その他 21 20.57 72.71 23.81
当院では、脳卒中センターを開設し、24時間365日体制で受け入れを行っています。そのため、急性期の発症患者が多いのが特徴です。また、状態が安定した後、慢性期の病院と連携する事も多く、例年通り転院率も20%を超える結果となりました。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K177 脳動脈瘤頸部クリッピング 200 4.52 25.02 5.00 61.97
K164 頭蓋内血腫除去術 93 0.65 22.25 31.18 76.11
K178 経皮的脳血管形成・回収術 35 0.69 33.46 51.43 70.03
K169 頭蓋内腫瘍摘出術 33 7.61 22.88 6.06 62.48
K609 動脈血栓内膜摘出術 28 7.75 17.46 3.57 71.18
脳神経外科では、例年通り、脳動脈瘤に対するクリッピング術が最も多く、次いで頭蓋内血腫除去術が多くなりました。当院においては、脳動脈瘤に対するクリッピング術の年間症例数は全国でも屈指の術数なっています。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K549 経皮的冠動脈ステント留置術 71 2.06 6.18 2.82 69.15
K595 経皮的カテーテル心筋焼灼術 57 1.21 2.49 0.00 63.18
K597 ペースメーカー移植・回収術 32 4.00 8.25 0.00 76.69
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※集計上、患者数が10人に満たない場合「-」と表記

循環器内科では、昨年同様、PCI(ステント留置術)やアブレーション(カテーテル心筋焼灼術)が多く、ペースメーカー含め「心臓」に関する手術が多い結果となりました。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K721 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 169 1.11 2.07 0.00 65.51
K611 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置 17 5.47 27.71 5.88 73.76
K653 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 17 0.88 8.59 5.88 72.12
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 16 3.56 19.94 18.75 82.94
K654 内視鏡的消化管止血術 13 2.62 10.69 7.69 76.38
消化器内科では、内視鏡を用いたポリープの切除術が全体的に件数が最も多い術式です。また、抗がん剤の持続的な注射を目的としたポートの埋め込み術、内視鏡を用いた消化管の止血術が多くなります。
消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K719 結腸切除術/腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 37 7.54 20.43 5.41 72.46
K633 腹腔鏡下ヘルニア手術/鼠径ヘルニア手術 27 1.96 6.63 0.00 73.78
K672 腹腔鏡下胆嚢摘出術/胆嚢摘出術 26 4.08 6.88 3.85 64.73
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※集計上、患者数が10人に満たない場合「-」と表記

消化器外科では、内視鏡下を含む結腸切除術が最も多く、次いで鼠経ヘルニア、そして腹腔鏡下での胆嚢関連の手術が多い結果となりました。
脳神経外科(脊椎・脊髄末梢神経外科)
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K142 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術/経皮的椎体形成術 70 3.44 20.49 8.57 71.20
K134 内視鏡下椎間板摘出術/椎間板摘出術 14 2.29 11.14 0.00 61.43
K131 内視鏡下椎弓切除術 13 1.00 4.46 0.00 52.46
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※集計上、患者数が10人に満たない場合「-」と表記

脳神経外科(脊椎・脊髄末梢神経外科)では、脊椎変性疾患に対する形成術や切除術、そして固定術が順に多い結果となりました。
婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K877 腹腔鏡下腟式子宮全摘術/子宮全摘術 17 1.12 5.35 0.00 52.06
K888 子宮附属器腫瘍摘出術 14 1.14 3.79 0.00 55.71
K873 子宮鏡下子宮筋腫摘出術 12 1.00 0.92 0.00 34.08
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※集計上、患者数が10人に満たない場合「-」と表記

婦人科では、内視鏡下での子宮に対する手術が一番多くなり、次いで付属器官に対する手術、子宮筋腫の順となりました。
ペインクリニック
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K190 脊髄刺激装置植込術 19 0.32 9.42 0.00 73.89
K134 椎間板摘出術(経皮的髄核摘出術) - - - - -
K128 脊椎内異物(挿入物)除去術 - - - - -
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※集計上、患者数が10人に満たない場合「-」と表記

ペインクリニックでは、昨年同様「痛み」の緩和の為の手術が多い結果となりました。特に痛みの信号が脳に伝わる前に、微弱な電気刺激を用いてその痛みを和らげる刺激装置埋め込み術を実施した患者が多い結果となりました。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K030 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術 29 1.00 1.10 0.00 52.14
K005 皮膚、皮下腫瘍摘出術 - - - - -
K007 皮膚悪性腫瘍切除術 - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
※集計上、患者数が10人に満たない場合「-」と表記

形成外科では、腕や足(四肢)部位の腫瘍摘出術(粉瘤や脂肪腫などの良性なもの)が多い結果となりました。また、良性のみならず、皮膚の悪性腫瘍に対する手術も実施しています。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K561 ステントグラフト内挿術 44 8.73 18.48 13.64 78.61
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 40 2.08 2.53 0.00 72.55
K614 血管移植術、バイパス移植術 - - - - -
- - - - - - -
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※集計上、患者数が10人に満たない場合「-」と表記

心臓血管外科では、胸部や腹部に対するステントグラフト挿入術が一番多い結果となり、次いで、昨年最も多かった下肢の静脈瘤に対する手術の順となりました。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K046 骨折観血的手術 42 5.38 21.26 19.05 73.60
K081 人工骨頭挿入術 18 14.83 34.06 66.67 87.11
K082 人工関節置換術 17 4.82 30.29 17.65 77.12
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※集計上、患者数が10人に満たない場合「-」と表記

令和元年度より、整形外科の常勤医が着任し手術も実施しております。結果としては、骨折に対する手術が一番多く、次いで人工骨頭挿入術、次いで人工股関節の置換術といった順になりました。
放射線治療科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K615 血管塞栓術 13 5.69 16.92 7.69 72.31
K618 中心静脈注射用植込型カテーテル設置 - - - - -
K697 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法 - - - - -
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※集計上、患者数が10人に満たない場合「-」と表記

放射線治療科では、がんに栄養を運んでいる血管を人為的に血流遮断させる血管塞栓術が最も多く、次に皮下に埋め込んで薬剤を投与する為に使用するポートの埋め込み術、超音波で確認しながらラジオ波という電流で熱を発生させ腫瘍を壊死させる治療法の肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法という順になりました。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
異なる - -
※集計上、患者数が10人に満たない場合「-」と表記
更新履歴
2020/09/28
6回目(R1年度分) 実数字公表及び説明文掲載