医療機器のご紹介
3T-MRIMagetic Resonance Imaging system


心臓

胸部

トラクトグラフィー
(神経線維を追跡し、描出)

MRS(組織の解析)

頭頸部
MRI検査は磁場を利用し、体内からの信号を得て、体内の様子を映像化する検査機器です。テスラは磁力の大きさを表す単位で、X線検査と違い被ばくの心配ははありません。
MRIは撮影条件を変えることで、いろいろな画像がとることができる特長を持ち、3T-MRIの導入で診断が飛躍的に向上します。従来の1.5T装置に比べ、2倍の信号が得られるため、より高精度な画像診断が可能となり撮影時間も短縮できます。
これまでは見えなかった非常に細かい血管が確認できる上、胸部や腹部、骨盤部といった体幹部の微小の腫瘍がより見やすくなるのに加え、脳の神経の走行や脳をはじめ各臓器の科学組成、心臓そのものの交代や動きまで画像化できます。
一方、MRI特有の騒音が著しく低く、体を入れるスペースが広く圧迫感のない機種です。
320列マルチスライスCTMulti-slice CT


頚部

血流の画像

不整脈の冠動脈
最新の320列マルチスライスCTを導入しています。320列とはX線を検出する機械が320個並んでいるということです。一般的な64列は一回転で可能な撮影幅は4cmでしたが、320列は一回転で16cmの撮影ができるので撮影時間が短くなります。
頭部領域は16cmの撮影幅があれば一回転で脳全脳を撮影することができ良好な血管像が得られます。造影剤を注入しながら同一部位を撮影し続けることでDSA画像(血流の画像)が外来検査で行えます。
心臓領域は一回転最速0.275秒で撮影することで、64列では難しかった高心拍や不整脈のある患者さんでも診断に有用な画像を得ることができます。息止め時間も半分程で済みます。
IVR-CTSelf Propelled Helicai CT & Ceilling Suspended C-arm


アンギオ検査画像


CT画像
「IVR-CTシステム」は血管撮影装置(アンギオ)を使った検査、治療後、そのままCT検査ができるので迅速、精密な検査が可能。CTと天井走行式Cアームのワイドな動作範囲により、アンギオ、CT装置がそれぞれ自在に稼働させられる上、共通寝台を使うことで、患者さんを動かすことなく診断、治療でき移送負担も解消します。加えて、両装置に搭載されている低線量撮影技術によって大幅な被ばく低減を図ります。
アンギオは血管塞栓術、高度でさまざまなインターベンション(血管系・非血管系の治療)をサポート。3D機能により場面に応じて複数の中から再構成モードを選択でき、短時間収集、高画質三次元画像を実現。軟部組織描出可能なシステムは血管系だけでなく全身領域の診断に活用できます。
一方、CTはコンパクトで780mmの大開口径を採用しているほか、高分解能、高速撮影が特徴です。
陽子線治療装置Proton therapy system

陽子線は荷電粒子線の一つで、水素の原子核である陽子を高エネルギーに加速することで得られる放射線です。陽子線を人体に照射した場合、一定深さで急激にエネルギーを放出(ブラッグピーク)し、消滅する一般的な放射線治療で使われるX線にはない物理特性を有しています。
陽子線治療ではこのブラッグピークの深さや幅を調整して標的がん細胞の形状に合わせることにより、近接する重要臓器や正常細胞への影響を抑えながら標的がん細胞に十分な線量を投与することが可能です。
放射線治療装置(リニアック)Self Propelled Helicai CT & Ceilling Suspended C-arm


強度変調放射線治療
(IMRT)
当院が導入したリニアックは放射線をミリ単位で制御し、病巣部に多方向からピンポイント照射することが可能な上、病巣の形状に合わせて放射線をを当てることで、正常細胞へのダメージを最小限に抑えることができる世界最先端のシステムです。
これまでの通常治療はもちろん、前立腺や頭頸部、頭部などに対する回転IMRT(強度変調放射線治療)、脳や体幹部(肺がん、肝臓がん)の定位放射線治療が行えます。
特長として、CT及びX線画像を基にした正確なポジショニングにより10~20分の短時間で高精度な治療を実現。一方、専用固定具システムと位置精度照合システムの併用、特に転移性脳腫瘍では専用固定具システムと位置精度照合システムの併用で痛みを伴わない定位照射が可能です。
放射線治療はがんの初回治療として用いられるだけでなく、再発に対しても有効なケースがあります。さらに根治治療から症状を改善する緩和目的の治療まで幅広い役割を担っています。
当院は最新のリニアックだけでなく、放射線治療に必要な最先端の設備と機器を整えています。
乳房X線撮影装置(マンモグラフィ)Mammography

撮影時間が通常の半分で画像認識も迅速にできます。安定した高画質のため小病変、石灰化の描出、自己検診では見つけづらい微細な早期がんの発見にも威力を発揮します。