臨床工学科のご紹介
臨床工学科は7名の臨床工学技士が在籍しています。臨床工学技士は医師の指示の下に、生命維持管理装置の操作及び保守点検を行う事を業とする医療機器の専門医療職種です。医師や看護師、他の医療従事者と協力しチーム医療を推進し、患者さんへのサービスに専念し業務に取り組んでいます。
主な業務
医療機器保守管理業務
病棟や外来、手術室等、さまざまな分野に使用される医療機器を安全に使用できるようにまた、機器の性能が維持できるように保守・点検を行っています。
手術室業務
多くの医療機器を使用する手術室では、臨床工学技士の必要性が高く、症例前の顕微鏡や麻酔器等の機器点検やトラブル対応を中心に行っています。今後は臨床支援業務も増えていく予定です。
内視鏡センター業務
機器の保守管理だけでなく、消化器内科による検査および治療の際に医師のサポートや機器の操作を行っています。ガイドラインに沿った、洗浄消毒も行っています。
AG室/IVR-CT室業務
脳神経外科、循環器内科、心臓血管外科、放射線治療科、ペインクリニック外科、消化器内科、消化器外科による各種検査及び治療の際に、医師のサポートや機器の操作を行っています。
その他
循環器内科、心臓血管外科、放射線治療科、消化器内科等で、臨床工学技士の必要性が高くなっています。体外循環や血液浄化の一部に関しても準備を進めています。
学会認定等
学会認定などによる資格取得にも取り組んでいます。
- ●3学会合同呼吸療法認定士(※1):1名
- ●消化器内視鏡技師(※2):1名
- ●透析技術認定士(※3):1名
- ●高気圧酸素治療専門技師(※4):2名
- ●医療機器情報コミュニケータ(※5):1名
- ●医療情報技師(※6):1名
※1 日本胸部外科学会、日本呼吸器学会、日本麻酔学会の3学会が認定する資格
※2 日本消化器内視鏡学会が認定する資格
※3 透析療法合同専門委員会=日本腎臓学会、日本泌尿器学会、日本人工臓器学会、日本移植学会、日本透析医学会=が認定する資格
※4 日本高気圧環境・潜水医学会が認定する資格
※5 MDIC。日本医療機器学会が認定する資格
※6 日本医療情報学会が認定する資格
主な所属学会
- ●日本臨床工学技士会
- ●北海道臨床工学技士会
- ●日本体外循環技術医学会
- ●日本心血管インターベンション治療学会
- ●日本消化器内視鏡技師会
- ●北海道消化器内視鏡技師会
- ●日本医療機器学会
- ●日本高気圧環境潜水医学会
- ●日本高気圧環境潜水医学会 北海道地方会
臨床実習
日本臨床工学技士会主催の実習指導者講習会を受講しております。以下の臨床工学技士養成校から臨床実習を受け入れています。
- ●札幌医学技術福祉歯科専門学校臨床工学技士科
- ●北海道ハイテクノロジー専門学校臨床工学技士学科
- ●北海道科学大学(旧北海道工業大学)保健医療学部臨床工学科