
介護老人保健施設ら・ぱーすは、病院で急性期あるいは亜急性期の一連の治療を終ったものの、そのまま家庭に復帰するのには不安がある65歳以上(特定疾患では40歳以上)の方に入所して頂き、引き続き医療、リハビリテーションや介護を行い家庭復帰への準備をする施設として平成17年に開設され、介護保険が適用となります。開設以来、禎心会病院を初め、市内の多くの病院からご紹介頂いた皆様にご利用頂いて居ります。また、在宅で介護に当たっておられるご家族の休養などの為に1ヶ月以内の短期間入所して頂く短期入所や在宅生活をしながらリハビリテーションや入浴、レクリエーションなどで日中の時間を過ごして頂くデイケアも随時お引き受けして居ります。
入所施設は総て個室で10室を1ユニットとし、個人の生活を重視するユニット・ケア方式を採っており、10人の方がユニット担当の介護士の介護を受けながら食堂のテーブルを囲んで食事をしたり団欒の時間を過ごしたりしてグループでの日常生活を楽しんでおります。 時にはユニット単独或いは合同でのレクリエーションが企画されたりして、個人生活と集団生活とを織り交ぜて居心地よく過ごして頂けるように配慮されており、このようなユニットが2階と3階に分けて8ユニットあり、最大80人の方にご利用頂けるようになっています。
入所者の皆さんの医療に関しては、医師2名(常勤1、非常勤1)と9名の看護師が担当し、夜間も常時1名の看護師が看護に当たっていますが、病院とは異なって風邪などの軽い病気は別として、新たな治療は行わず、診療情報に基づいて病院から指示された食事療法、服薬やリハビリを中心とした医療が継続されることになります。新たな病気が出たり、治療継続中の病気が悪化したりした場合には、施設の医師がご家族などの意向に沿って病院や医院へ紹介し、そこで治療が行われます。同じ社会医療法人の傘下には札幌市内に禎心会病院(脳神経外科、循環器科、内科、整形外科、形成外科、麻酔科)と新札幌恵愛会病院(消化器外科、がん治療、等)があり、当施設で対応できない医療についても速やかに受診でき安心して過ごして頂けます。社会が高齢化すると共に認知症に罹患した為に家族関係が上手く行かず在宅生活が困難になるお年寄りが増えていますが、当施設ではこのような方に対する認知症短期集中リハビリに加えて、緩和ケアの一環としてスウェーデンで始められたタクティールケアを取り入れております。タクティールケアについては、スウェーデンのシルヴィアホーム認定のインストラクターが中心となって一般の人を対象とした講習会の開催も企画されており、ら・ぱーすの職員も全員がタクティールケアの理念と手技の習得を目指していて、認知症に罹患した入所者も穏やかな生活が続けられるよう援助しています。
わが国は、ますます高齢化して医療と介護を必要とする人々が増え、しかも医療資源の効率的な運用が求められる社会となって来ており、今後は医療と介護の両者の機能を持った老健施設の重要性が高まるものと思われ、病院、他の介護施設、家庭との連携をスムーズにして安全・安心で理想的な介護老人老人保健施設を実現して行きたいと思っております。
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