禎心会について

禎心会についてABOUT TEISHINKAI

法人理念

良質な医療・介護を通じて、地域社会の繁栄に貢献する。

理事長挨拶

社会医療法人禎心会 理事長 徳田 禎久

理念達成へ努めてまいります。

社会医療法人禎心会
理事長 徳田 禎久

社会医療法人禎心会は、高齢化社会に対応するサービスを提供するため、札幌圏と宗谷圏において医療・介護複合体(医療から介護まで連携体制を組んでいる事業体)として計26事業所を運営しております。

1984年4月、札幌市東区にて開設され私どもの法人の母体となってきた「禎心会病院」は、脳神経外科疾患を中心に地域密着型病院として多くの住民の方々に多面的サービスを提供できるよう努めてまいりました。
2012年4月より、24時間救急受け入れ体制をとる「脳卒中センター」を立ち上げるとともに、日本最高レベルの脳神経外科医による手術の提供と優秀な脳神経外科医育成のための、「脳神経外科塾」も開設しております。
日本医療機能評価機構(一定の診療レベルにある病院かどうかを審査する組織)による病院機能評価認定施設であるとともに、看護師配置が最高レベルのDPC対象病院(疾患別の治療費が定額の厚労省認可の病院)として質の高い医療提供を目指してきております。
2015年11月新築移転に合わせ、「札幌禎心会病院」に改称し、がん・脳卒中・心臓病という三大疾患を中心とした診療を行う病院へと移行させました。
がん診療においては、患者さん一人ひとりの状態やご希望にあうオーダーメイド治療を目指し、標準治療を基本に陽子線治療器・温熱治療器・高圧酸素治療器・水素吸入などを駆使した他に類を見ない「体に優しいがん治療」を実践しております。
脳卒中診療では、コロナ感染症下でも隔離病床設置により救急患者をすべて受け入れて参りましたが、良好な回復に必須の24時間対応の血管内治療を含む迅速な緊急手術可能な体制となっております。
心臓病に関しても、本年4月から新たな循環器内科外科医師招聘による救急医療可能な体制がしかれましたので、脳と心臓という血管病を専門的かつタイムリーに治療可能な数少ない施設となりました。

中央区の「セントラルCIクリニック」では、大学病院をはじめ多くの施設から依頼を受け、PET、MRI、CTを駆使して、がんの診断・治療効果・再発の有無の確認を中心に、種々の疾患の画像診断を専門に行う道内最大級の施設です。現在4名の放射線診断専門医により読影がなされており、すべての疾患についてレベルの高い診断を行っています。診断が難しい症例については、検査結果と治療結果とが合致しているかどうかの検討を依頼先医師と繰り返し、トップレベルの診断精度維持しております。市外の医療機関の読影支援も行っており、アルツハイマー型認知症の確定診断に必須の「アミロイドPET」も実施しております。

JR沿線にお住まいの方々にもご利用いただけるよう開設した札幌駅北口から地下で直結している「禎心会さっぽろ北口クリニック」では、常勤の脳神経外科、乳腺外科(MRIを駆使して乳がん診断が可能です)に加え、循環器内科医、ペインクリニック外科医、脊椎外科医、神経内科医も非常勤勤務し、さまざまな疾患に対応できるのが最大の特徴です。

「禎心会北45条在宅クリニック」では、通院が難しい患者さんの利便を図るため地域密着型医療提供の一環とし業務を行っており、患者さんの状態に合わせ、訪問診療に加え介護系事業所と連携して訪問リハビリテーション、訪問看護、居宅介護も同時に実施しております。
介護系事業では、老人保健施設や通所系サービス、居宅介護系サービスに加え、サービス付高齢者住宅では生活支援も展開しており、患者さんや利用者さんのご要望に広く対応可能です。2009年から協業化を図り障がい者福祉への支援も行ってきた社会福祉法人を2019年5月から「禎心会」に改称いたし、さらに連携を密にしております。

稚内市では、棟続きの施設である「稚内禎心会病院」と「老人保健施設 ら・ぷらーさ」の医療介護複合施設にて、主に脳神経疾患の診療と長期療養を必要とする患者さんへの対応を行っているほか、在宅医療、居宅系介護も行い、宗谷管内の医療・介護の重要な一翼を担っております。特に病院では、宗谷管内唯一の脳神経外科として住民の救命救急医療に対応しております。

当法人の最大の特長は、かねてより高齢化社会を念頭に札幌・宗谷圏いずれにおいても、医療と介護を合わせた支援体制を順次整備してきたことです。受診された患者さんが長期療養や介護を要するようになっても継続したサービスが受けられるよう、老人保健施設や認知症対応のグループホーム(関連法人との協業)、複数の通所サービス施設、訪問/看護/リハビリ/介護など在宅医療、居宅介護に係るさまざまな機能を持っており、それぞれの状況にあわせて種々な相談を受けられるメディカルソーシャルワーカーも多数配置しております。

当法人は継続的な多くの救急医療の提供により、公益性の高い医療を提供する法人として2010年3月道内5番目の「社会医療法人」の認可を受けました。
『良質な医療・介護を通じて、地域社会の繁栄に貢献する』という法人理念達成のために、職員一同、今後も日々切磋琢磨し、少しでも社会貢献ができるよう努めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。