放射線部

各部科について

部門紹介

放射線技師は、病院をはじめとする医療機関で放射線(X線等)を扱う医療従事者のことであり、専門の教育を受け厚生労働大臣の免許を受けております。 当院では現在3名の技師が従事しており、X線撮影(レントゲン撮影)、CT検査といったX線を使用する検査や、磁力と特定周波数の電波を利用したMR検査を中心に業務を行っております。 病院の基本理念である「地域に密着した医療」をめざし、地域の皆さんが安心して検査を受けられるように日々の業務に従事しております。

放射線部
副部長 牧野 浩之

X線検査の紹介

  • X線発生装置名/RAD Speed Pro(SHIMADZU社製)
  • DR装置名/Aero DR SYSTEM(KONICA MINOLTA社製)

X線を利用した、骨の写真や胸部(肺)写真を撮る検査です。レントゲン写真と言った方がご存知の方が多いかもしれませんね。膝や足の写真、手の写真、胸部、腹部等を含め全身の撮影を行います。
それぞれの部位に適した写真を撮るために体の向きや角度をつけて撮影を行います。また胸部や腹部などは息を吸って止めたり、吐いて止めたりして写真を撮っています。
当院では、X線撮影時における患者さまの被爆線量低減のため、DR(デジタル ラジオグラフィー)装置を使用しております。

CT検査の紹介

  • 装置名/optima CT660(GEヘルスケア・ジャパン株式会社製)

X線を利用し体の断層(輪切り) 写真を撮る検査です。
断層写真を撮ることにより、頭部や胸部や腹部の内部の情報を解る利点があります。頭部の写真では出血の有無を調べたり、胸部では肺の状態、腹部では肝臓や胆のう、腎臓等の内臓の状態が解ります。
より詳しく調べるために、造影剤を血管注射で体内に入れて検査を行う場合もあります。
また、撮影した写真をコンピュータで処理し立体写真(3D)の撮影も行うことができます。

MR検査の紹介

  • 装置名/SIGNA Explorer 1.5T(GEヘルスケア・ジャパン株式会社製)

X線を使用せず検査を行うことができる装置です。
強い磁力と特定の周波数の電波を利用し全身の臓器・組織を画像化する検査です。
あらゆる方向の断層写真が撮影可能です。また、体内の血管を造影剤を使用せず抽出できます。
頭部の検査では、脳梗塞・脳腫瘍・脳血管の異常(狭窄や動脈瘤)の検査、頚椎や腰椎の脊髄の検査を中心に行っております。
当院では、1.5T(テスラ)の高磁場の装置が設置されており、患者さまの検査時間短縮並びに優れた情報を提供しております。