女性の病気・診療

婦人科

(月経痛・月経不順・月経前症候群・出血・おりものの異常・ピル・月経移動・子宮脱、緊急避妊・健診・ドック・ブライダルチェック・HPVワクチンなど)
産婦人科専門医が女性の総合的なケアを考えた外来を行っております。婦人科の症状はどうしても人に相談しにくいと思いますが、その中には早めに治療したほうがよい病気が隠れていることもあります。
丁寧な診察とわかりやすい説明を心がけておりますので、お気軽にご相談ください。女性専用の待合スペースの中にキッズスペースも設けておりますので、お子様連れでも安心して受診して頂けます。
同じ法人内の札幌禎心会病院で、腹腔鏡技術認定医・婦人科腫瘍専門医による経腟的内視鏡手術(vNOTES)によるお腹に傷がつかない低侵襲手術も行っておりますので、診察の結果、手術が必要となった際にもスムーズに治療に移ることができます。他院で手術が必要と言われ、お腹に傷がつかない手術(vNOTES)を希望される方も、遠慮なくご相談ください。その他、HPVワクチンなどについても、相談を承っております。

午前 松本 西村 松本 島袋 島袋
(第1,3)
午後 松本 西村 松本 島袋
  • 婦人科疾患の説明はこちら

    卵巣腫瘍

    1. 卵巣の様々な組織が大きくなり腫瘤(できもの)を形成したものです。ここでは良性の卵巣腫瘍について説明します。卵巣がんについては「婦人科がん」をご覧ください。

      症状について

      • 卵巣腫瘍ができても、下腹部がぽっこり出てくるほど大きくなるまでは基本的に無症状です。しかし、4~5cmを超えてくると、卵巣腫瘍がねじれる可能性がでてきます。これを卵巣腫瘍の茎捻転といい、救急車を呼ぶほどの激痛をきたします。チョコレートのう胞の場合には破裂し、この場合も激痛を生じます。チョコレートのう胞は良性の腫瘍ですが、年齢・サイズに関連してがん化リスクが上がります。チョコレートのう胞は、チョコレートのう胞がない人と比較し12.4倍卵巣がんになりやすいことが分かっており、40歳以上で6cmを超えるようなものに関しては特に注意が必要です。

      治療法

      • 子宮筋腫と同じく、主に、薬物療法か手術療法か、妊娠希望があるかないか、によって治療方針が変わります。手術の場合、お腹に傷がつかない手術(vNOTES)、腹腔鏡手術といった体に負担が少なく傷が小さい手術(低侵襲手術)で早期退院が可能です。ご希望をお伺いしながら、ベストな治療を提案させていただきます。
      1. 子宮内膜症

        1. 子宮内膜症とは、早ければ10代後半に発症する、子宮内膜に似た組織が子宮の外で発生し増殖する良性疾患です。女性のうち、10人に1人の割合で罹患するといわれており、少子化・晩婚化によって近年増加しています。主な症状は月経困難症(生理痛がひどい)です。恥ずかしさ、学校や仕事が忙しい、生理痛で痛み止めを飲んで我慢するのが「みんな同じで普通のことだ」だと勘違いしている、といった理由により、病院を受診しないまま内膜症が進行することが多いです。子宮内膜症は不妊症の原因となったり、卵巣腫瘍(チョコレートのう胞)を発生させることがあります。

          子宮腺筋症では、子宮筋層内に子宮内膜に似た組織ができて、子宮筋層が分厚くなります。子宮内膜症と似た疾患であり、非常に強い月経困難症・過多月経をきたし、不妊症の原因にもなります。

        2. 症状について

          • 主な症状は、月経困難症(生理痛がひどい)、慢性的な下腹部痛、不妊症です。子宮内膜症によって発生した卵巣腫瘍をチョコレートのう胞といいます。チョコレート嚢胞が破裂して、救急車を呼ぶほどの激痛を生じることもあります。チョコレートのう胞は良性腫瘍に分類されているものの、年齢・サイズに相関してがん化するリスクが上がることが分かっており、長期間のフォローアップが必要です。

          治療法

          • 子宮筋腫と同じく、主に、薬物療法か手術療法か、妊娠希望があるかないか、によって治療方針が変わります。早ければ10代後半に発症する上、50歳前後の閉経年齢までフォローアップが必要な疾患です。不妊症の原因となったり、がん化するリスクがあるからです。基本的には低用量ピルや黄体ホルモン剤(ジエノゲスト)の内服を行い、チョコレートのう胞が大きくなってきた場合、妊娠希望がなく月経困難症が強い場合には手術が考慮されます。手術の場合、お腹に傷がつかない手術(vNOTES)、腹腔鏡・ロボット支援下手術といった体に負担が少なく傷が小さい手術(低侵襲手術)で早期退院が可能です。ご希望をお伺いしながら、ベストな治療を提案させていただきます。
    • 子宮筋腫

      1. 子宮筋腫とは、子宮の平滑筋組織が大きくなり腫瘤(できもの)を形成したものです。子宮筋腫は良性疾患でがんではありませんが、筋腫ができる「場所」「大きさ」によっては治療が必要となることがあります。

      2. 症状について

        • 主な症状は、月経量が増える過多月経、月経が長引く過長月経、疼痛、不妊症です。過多月経の場合、気が付かないうちに輸血が必要となるほどの重症な貧血をきたすこともあります。さらに大きくなると、腹部の腫瘤として腹壁から触れたり、頻尿・腰痛・便秘といった臓器の圧迫症状をきたすこともあります。

           

        治療法

        • 卵巣腫瘍と同じく、主に、薬物療法か手術療法か、子宮温存希望があるかないか、によって治療方針が変わります。手術の場合、お腹に傷がつかない手術(vNOTES)、子宮鏡・腹腔鏡・ロボット支援下手術といった体に負担が少なく傷が小さい手術(低侵襲手術)で早期退院が可能です。ご希望をお伺いしながら、ベストな治療を提案させていただきます。

      3. 婦人科がん

        1. 婦人科では、卵巣がん・子宮体がん・子宮頸がんといったものが代表的です。がんの専門医である婦人科腫瘍専門医が責任をもってご対応いたします。

        2. 症状について

          • 卵巣がんは腫瘍が大きくなるまで基本的に無症状です。しかし、腹水が貯まったり腫瘍が大きくなってくると腹部膨満感が出てきます。

            子宮体がんは、不正出血(月経と月経の間の出血)、閉経後出血が主な症状です。

            子宮頸がんも、不正出血、性交後出血といったものが初期の症状です。子宮頸部異形成という、子宮頸がんの前癌病変は、子宮頸がん検診で見つかることが多く基本的に無症状です。

          治療法

          • 手術・薬物療法・放射線療法などを組み合わせながら、がんを治すためできる限りの治療をいたします。初期の子宮体がんや子宮頸がんなどの、開腹手術と比較して治療成績が変わらないと考えられる場合には、腹腔鏡手術・ロボット支援下手術といった低侵襲手術も選択可能です。子宮頸がんに対する腹腔鏡下広汎子宮全摘術や、国内では実施できる施設が非常に少ない、子宮体がんに対する腹腔鏡下傍大動脈リンパ節郭清を含む根治術も当院では実施可能です。しかし、目指すところはあくまでも癌の根治です。がんの進行の具合や患者さまの状態に応じて、最もよい治療を選択しなければならないため、同じ癌・同じステージでも異なる治療を選択することもあります。詳しくは主治医にご相談ください。
        3. 骨盤臓器脱

          1. 妊娠出産に伴って、骨盤底を支持する靭帯や筋肉が損傷します。加齢に伴ってこれらの組織が弱くなってくることにより、骨盤の臓器が下がってくることを骨盤臓器脱といいます。下垂する臓器により、子宮脱、膀胱瘤、直腸瘤に細分されます。

          2. 症状について

            • 「陰部になにかはさまった感じ」といった陰部の違和感、出血、尿もれ、便失禁などが主な症状です。

            治療法

            • 手術療法と、保存療法(手術をしない治療)に分かれます。保存療法の場合は、骨盤底筋群体操やリングペッサリーの挿入といった対応をいたします。手術は体に負担が少ない術式で、主に腹腔鏡下仙骨子宮靭帯(LSC)や腟壁形成、腟閉鎖が選択されます。ご年配でも人生を楽しみ元気な方も多くいらっしゃいます。骨盤臓器脱によって日常生活に支障がでている場合には、手術を行うことで、より活動的に生活できるようになることも多いです。恥ずかしさもあって受診を戸惑われる患者さまも多くいらっしゃいますが、丁寧な診察とわかりやすい説明を心がけておりますのでお気軽にご相談ください。

    • お腹に傷がつかない手術(vNOTES

      1. 「手術が必要です」と言われたとき、一番不安になることは何でしょうか?痛みですか?お腹に傷が残ることでしょうか?それとももっと他のことでしょうか?「痛み」「お腹に傷が残ること」についてはvNOTESにより解決が可能です。

        経腟的内視鏡手術(vNOTES:ブイノーツと読みます)とは、お腹に傷がつかない手術です。腹腔鏡手術の一種で、腟を切開してそこからお腹の中の空間に入って行います。手術をしても外から見える傷ができないため、美容面ですぐれており、術後の痛みが通常のお腹から行う腹腔鏡手術と比較して軽いことが特徴です。自費診療ではなく保険診療であり、通常のお腹から行う腹腔鏡手術と費用はまったく変わりません。vNOTESの経験が豊富な腹腔鏡技術認定医、婦人科腫瘍専門医が執刀いたします。

      2. vNOTESの適応

        • 卵巣腫瘍の手術(卵巣腫瘍のみ切除する卵巣腫瘍摘出術、卵巣・卵管ごと切除する付属器切除術)、子宮筋腫や子宮腺筋症、子宮頸部異形成に対する子宮全摘術など、婦人科の良性疾患ほぼすべてで適応となります。当院では、癒着が予想される子宮内膜症、巨大な子宮筋腫、妊娠出産歴がない患者さま、帝王切開やその他の手術既往がある患者さまでも、vNOTESを多数行っております。がんや子宮筋腫核出術の場合は、原則vNOTESは適応となりません(一部限られた症例では適応となる場合もあります)。

        治療法

        • 標準的な流れを説明いたします。手術日の前日から入院します。手術は全身麻酔で行います。手術後は麻酔の影響で頭がぼーっとしてトイレに行った際に転倒する危険性があるので、麻酔がかかった後におしっこの管(尿道留置カテーテル)を入れます。手術翌日に採血し、採血結果に問題がなければ、術後2~3日で退院です。痛みには個人差があり、痛みが軽ければ手術翌日の退院でも構いません。

乳腺外科

(乳房のしこりや痛み、検診で指摘された異常所見の精査、乳がんドック・検診)
すべて女性スタッフで対応することが可能です。乳房X腺撮影装置(マンモグラフィ)の操作は女性の診療放射線技師が行います。必要があれば、病理医と連携して細胞診や針生検、放射線読影医と連携してMRIやCT検査を行っています。
女性専用の待合スペースの中にキッズスペースも設けておりますので、お子様連れでも安心して受診して頂けます。

午前 西川 西川 西川 西川 西川
(第2)
西川
(不定期)
午後 西川 西川 西川