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卵巣腫瘍

卵巣腫瘍

卵巣腫瘍について

卵巣の様々な組織が大きくなり腫瘤(できもの)を形成したものです。ここでは良性の卵巣腫瘍について説明します。卵巣がんについては「婦人科がん」をご覧ください。






症状について

卵巣腫瘍ができても、下腹部がぽっこり出てくるほど大きくなるまでは基本的に無症状です。しかし、4~5cmを超えてくると、卵巣腫瘍がねじれる可能性がでてきます。これを卵巣腫瘍の茎捻転といい、救急車を呼ぶほどの激痛をきたします。チョコレートのう胞の場合には破裂し、この場合も激痛を生じます。チョコレートのう胞は良性の腫瘍ですが、年齢・サイズに関連してがん化リスクが上がります。チョコレートのう胞は、チョコレートのう胞がない人と比較し12.4倍卵巣がんになりやすいことが分かっており、40歳以上で6cmを超えるようなものに関しては特に注意が必要です。


治療法

子宮筋腫と同じく、主に、薬物療法か手術療法か、妊娠希望があるかないか、によって治療方針が変わります。手術の場合、お腹に傷がつかない手術(vNOTES)、腹腔鏡手術といった体に負担が少なく傷が小さい手術(低侵襲手術)で早期退院が可能です。ご希望をお伺いしながら、ベストな治療を提案させていただきます。