リハビリテーション部
部門紹介
リハビリテーション部 部長
奥瀬 祐子
リハビリテーション部では運動機能、高次脳機能、摂食・嚥下機能の回復を目指し、さらには日常生活上の困難・不自由の改善を目標に、発症後間もない時期や術後など早期から理学療法士・作業療法士・言語聴覚士による治療を行っています。
脳血管疾患(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血など)やパーキンソン病などの神経疾患、肺炎後の廃用症候群などが主な対象で、365日対応しています。今後はさらに心大血管疾患やがんのリハビリテーションを実施できる体制を整えていきます。
方針
- 最新のリハビリテーション医療を導入しながら、発症(受傷)直後から早期にリハビリテーションを開始し、急性期から亜急性期を中心に脳血管疾患等リハビリテーション、運動器リハビリテーション、心大血管リハビリテーション、呼吸器リハビリテーション、がん患者リハビリテーションを行います。
- 在宅での生活の質向上を目標としてリハビリテーションを展開し、地域の医療・介護・福祉機関と連携を図りながら、地域住民の生活を支援します。
施設基準
- 脳血管疾患等リハビリテーションⅠ
- 運動器リハビリテーションⅠ
- 心大血管疾患リハビリテーションⅠ
- 呼吸器リハビリテーションⅠ
- がん患者リハビリテーション
業務内容
理学療法科
スタッフ数 25名
動作や歩行の分析・誘導による治療を基本とし、日常生活動作の改善や社会復帰に努めています。筋力や麻痺の回復、関節可動域の拡大などの機能回復を行います。
発症直後、手術後早期からの急性期リハビリテーションから亜急性期リハビリテーションを実施しています。急性期では脳卒中ケアユニットに専属スタッフを1名配置し、離床や日常生活動作の練習に取り組んでいます。
亜急性期では動作分析・誘導による治療を基本とし、患者自身が気付き、修正できる治療を心がけ、基本動作や日常生活動作能力の拡大に努めています。
作業療法科
スタッフ数 21名
日常生活動作(食事・整容・更衣・排泄・入浴)や日常関連活動(家事動作・外出)等様々な作業活動を通じて心身機能の回復、社会復帰を目指します。
病気を発症された直後から、ベッドサイドでの作業療法を開始しています。
身体機能・高次脳機能障害への治療に加え、当院退院後の生活を見据え、日常生活動作や家事、仕事、自動車運転など様々なことへの援助を行っていきます。
脳動脈瘤等の手術を予定されている方に、手術前後の高次脳機能・身体機能の評価を実施しています。
物忘れ外来を受診された方の高次脳機能評価(記憶力や注意力などの検査)を実施しています。
言語療法科
スタッフ数 7名
脳血管障害後などのコミュニケーション障害(失語症・構音障害)や嚥下障害の方々に対して治療を行います。
対象は脳損傷による失語症、構音障害等のコミュニケーション障害、高次脳機能障害の方への言語聴覚療法や、嚥下障害(水分でむせる、肺炎を繰り返している、飲み込みづらい等)への摂食機能療法、脳動脈瘤手術の際の術前、術後評価等を実施しています。
摂食嚥下障害については、VF(嚥下造影検査)による評価やNST(栄養サポートチーム)との協力の元、安全に食べられるよう訓練及び環境調整を行っています。